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2013/06/26

【開催報告】ワークショップ「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」が終わりました。

これからは数日に1記事だけでも更新したい今日このごろ。山田小百合です。

6月15日、演劇百貨店店長こと柏木陽さんと一緒に「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」というワークショップを行いました。
実施から1週間以上経ってしまったのですが、ワークショップが終わったあと、「福武ホール、もっと遊べる」と実感し、とってもワクワクしました。本当に雨が降らなくて良かった。


当初は20名の参加者を募っておりましたが、申込み多数だったため、急遽30名ギリギリまで募集した次第です。
参加できなかったみなさま、本当にすみませんでした。。またお越しいただけると嬉しいです。

実は今回のワークショップは、カフェイベントEduce Cafe(NPO法人EduceTechnologies)との入れ子企画で、昼間に実施した「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」を、後半のカフェイベント「『エンゲキで遊ぶ』をしゃべる」で、実際当日に行ったワークショップの写真を見ながら振り返る、という企画でした。

会場はお馴染み東京大学本郷キャンパスにある、福武ホールです。
 http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/

そのため、今回は写真もプロのカメラマンの方にお願いしております。
こんな素敵な写真を撮ってくださったのは、プロの写真家、金田幸三さん。
 http://www.ozok.jp/site_ozok/site_ozok.html


今回は、まずワークショップ「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」について報告します!

今回は大人のほうが少し多い人数比率ですが、マイノリティのはずの子どもたちの自由奔放な姿に戸惑う、マジョリティの大人のみなさまの図。(笑)
今回の最年少参加者は2歳の女の子。今日は、この2歳児ちゃんに合わせてプログラムを実施することにしました。

まずは「だるまさんがころんだ」をスタジオ内で実施。鬼は「おっちゃん」こと柏木さん。



お気づきかと思いますが…狭い。(笑)
そして、こういう場所で大活躍するのはちびっこのみなさん。
我こそはと鬼の背中をめがけてダッシュしてきます。そしてちびっこたちに想いを託す大人の図です。(笑)しかし狭い。



ということで、次。スタジオの外へ。次はながーい廊下でだるまさんがころんだをやります。ただし、従来のだるまさんがころんだにルールをつけていきます。



鬼が振り返ったときに固まることに加え、複数でくっつくよう指示されます。後半ではくっつく身体の部位が指定されることも。鬼の指示通りに出来なかった人は、一番後ろからやり直し。
つまり、協力し合わないと鬼に勝てません。ということで、大人もちびっこも協力しあって、鬼に攻めていきます。




んー、しかしこれでも狭い…。
ということで、次は福武ホールの外へ。次はいろいろな動物やものになりすましながらだるまさんがころんだをやります。晴れてよかった!

これはヘビ。いろいろなヘビがいますね。


協力しあって自転車になったり。


扇風機にもなりました。さらに、おっちゃんがスイッチをいれると扇風機が動きます。


いろいろなものになりすましていくうちに、だるまさんがころんだのことをすっかり忘れていました。(笑)

次は室内で紙をつかって遊びます。


2人1組で紙を落とさないようにしていたら、自然とアーチが出来上がっていました。アーチをつくったり、その下をくぐったり。


紙とお友達になれたところで、ここからが本番です。(やっと…。笑)
4グループに分かれてもらい(各グループにちびっこ1人以上)、「浦島太郎」のワンシーンを演じてもらいました。
浦島太郎のどのシーンをみんなでつくるか、まずは話し合いから。どのシーンで誰が何の役になるのかを考えます。



そして各チーム発表。これは亀がいじめられている冒頭のシーンですね。


浦島太郎が龍宮城に到着するシーンも。


浦島太郎のことを思い出してもらいつつ、次は、自分たちの演じる「場所」も決めて、浦島太郎のシーンを演じます。
福武ホールの周辺であることを条件に、各チームが外に出発します。みなさんが持ってきてくださった新聞紙も使いながら、演出を深めます。




さて、各チームが発表した様子はこのとおりです。どのシーンかわかりますか?

自動ドアを巧に利用していますね。


福武ホールの外階段や地下1階の部分を上手に使っています。


これはちょっと見えにくいかな。奥に浦島太郎がいます。


鑑賞中。鑑賞する場所も、指定されます。


これは福武ホール隣の藤棚の下ですね。龍宮城にいる様子かな。


最後、玉手箱を開けておじいさんになるところまで演出してくれました!


2時間という短い時間に、「おとな」も「こども」も関係なく、動きまわって遊びました。身体を使って楽しく誰かと関わること、そして、福武ホールという特徴的な建物全体を「ステージ」に見立てること、が今回の目的でした。



今回の大人と子どもの比率を例えると、地域で見られる大人と子どもの割合にほぼ等しいと言えます。しかし、まちなかで出会う子どもたちと、こうして遊ぶような機会は減ってしまっているようにも感じます。大人も子どもも、多くの人が街中でお互いすれ違っているにもかかわらず、大人も子どもに「出会わない」し、子どもも大人に「出会わない」ことが多くなってしまいました。とはいえ、闇雲に世代の違う人達が関わり合う機会を作ることは、年々難しくなってきたように思います。

また、福武ホールは建築家の安藤忠雄さんの設計でおなじみですが、福武ホールという特徴的な建物が、もっと活かされる活用法はないのだろうか、というのが、この企画の出発点の1つでした。建築家はすべての設計に意味付けをしながら、1つの建物を生み出しているはずです。しかし、その1つひとつの意味付けを、利用者は意識しないことが多いのではないでしょうか。外階段も、地下2階の入り口前も、地下1階の入り口前も、とても特徴的であることが、写真からも確認できると思います。
多くの団体が利用するこの面白い建物福武ホールが、1つの大きなステージにならないのか、という思いで、今回ワークショップを企画しています。安藤忠雄さんは、どう感じるのか、個人的には気になるところです。

Collableは、いろんな子どもたちが、いろんな世代の大人と出会う機会を、これからも増やして行きたいと思っています。

最後に、NPO法人演劇百貨店の柏木陽さん、NPO法人EduceTechnologies森玲奈さん、素敵な写真を撮ってくださった、金田幸三さん、本当にお世話になりました。

Educe Cafe「『エンゲキで遊ぶ』をしゃべる」については、次の機会に書きます!

2013/04/15

【おしらせ】アトレ川越にて、スローレーベルの商品を販売します!

新年度になってもう半月がたちました。
無事に大学院卒業していました。ご挨拶がすっかり遅くなり、申し訳ありません。
ブログを書くリズムが取り戻せないまま4月になってしまった…


そんなわけで、また告知です。告知ばっかりで本当に申し訳ないのですが…!



4月16日(火)〜21日(日)まで、アトレ川越さんで開催されるファッションウィークにて、私たちが応援しているSLOW LABEL(http://www.slowlabel.info/)の商品を販売します!




SLOW LABELは、高い技術や専門性をもつ企業や職人さんと、新しい発想や自由な表現をもつアーティストさん、そして豊かな感性と丁寧な手仕事をもつ障害のある人たちのコラボレーションで、これまで素敵なスローマニュファクチャリングを実現しています。

SLOW LABELの商品、本当に可愛いのでおすすめなのですが、なかなかお買い求めいただく機会がありません。ひとつひとつが一品物であるため、手にとって見ていただくことで価値を感じられる、愛着のわく商品ばかりです。
ぜひこの機会にSLOW LABELの商品を手にとっていただくと同時に、Collableの活動もぜひぜひ応援しにきていただけると嬉しいです♪

今回はものづくり系女子さん(http://www.facebook.com/monogirl.jp)との協同企画であり、ready forで達成された3Dプリンタ本はもちろんのこと、その他ものづくり系女子たちの販売するかわいいものたちも販売されます。
日曜日の最終日にはものづくり系女子のみなさんがそれぞれワークショップを開催していますので、ぜひぜひ遊びにいらしてください!

また、この期間に販売のお手伝いをしてくれるボランティアも募集しております。ただし、今回は「女子限定」とさせていただきます。興味のある方はコメントをいただけたらと思います。


ファッションウィークでの予定は以下の通りです。

4月16日(火)〜20日(土)…13:00〜19:00 at 2階
4月21日(日)…12:00〜20:00 at 7階


SLOW LABELとは…(ホームページより引用)
「マスプロダクションからスローマニュファクチャリングへ」―大量生産では実現できない自由なものづくりをめざす、新しい試みです。
国内外で活躍するアーティストやデザイナーと企業や福祉施設などを繋げ、特色を活かした新しいモノづくりとコトづくりに取り組んでいます。機械でつくるマスプロダクトでも、熟練した職人の手によるクラフトでもない、誰もが生産活動に楽しく参加でき、その手から生まれる個性や表情が味となる「マスクラフト」を得意としています。

2013/03/23

【おしらせ】子どもと造形ワークショップ 春のふしぎな木を作ろう 参加者募集

転送大歓迎です!参加者募集しております。

***

子どもと造形ワークショップ
春のふしぎな木を作ろう 参加者募集

2013年3月31日(日)14時~16時
株式会社内田洋行 ユビキタス協創広場CANVAS 7階

***

今回のワークショップのテーマは紙遊び。
大きな紙1枚から、大きな木が作れるよ。
木のふしぎな「きそく」をみんなで探してみよう!

*保護者のみなさまへ
紙をびりびりやぶったり、くしゃくしゃにしたり、ばらまいたり、色を塗ったりしながら
普段表現できない表現をお友達と共有していきます。
いつもと違う場所で発散するお子さんの、初めて見る様子が観察できるかもしれません。

●日時
3月31日(日) 14:00~16:00
(13:45より受付開始)

●場所
内田洋行 ユビキタス協創広場 CANVAS
 東京メトロ 日比谷線「八丁堀駅」下車、「A4」出口より徒歩4分
 東京メトロ 日比谷線・東西線「茅場町駅」下車、「1番」出口より徒歩5分
 JR京葉線「八丁堀駅」下車、「B1」出口より徒歩5分

●定員
15名

●対象
小学校低学年のお子さん(小1~小3)であれば、どなたでもご参加いただけます。

●参加費
無料

●持物
飲み物、お手拭き
破ってみたい紙、好きな紙のご持参も大歓迎です!

●ファシリテーター
山田小百合
東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室(学習環境デザイン論)在籍。
NPO Collable(法人登記申請中)代表。
インクルーシブデザインワークショップやコミュニケーションデザインに関するワークショップを実践しながら、多様な人たちが参加できる活動や場作りの実践と研究を行っています。

●参加申し込み
以下の申込みフォームよりお申込みください。

お問い合わせは以下のメールアドレスにお送りください。
info★collable.org (★を@に変えてください)

●主催
NPO Collable(法人登記申請中)

●協力
内田洋行教育総合研究所

2013/02/03

【御礼&お知らせ】修論を出して、法人申請を終えました。


2013年となってもう1ヶ月たってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年1月10日、無事に修士論文「ワークショップにおける自閉症児と健常児の社会的相互作用に関する研究」を提出し、2月1日に最終審査を終えました。
なんとか形にすることができたのは、多くの方にお力添えをいただき、励ましをいただいたおかげです。本当にありがとうございました。



修士研究に関しては、もっと書けたことはたくさんあったのになあというのも正直なところです。
生きているのはたった24年ですが、その中で想像以上に一番悔しい思いをした2年間でした。
「もっとできる」と思っていたのに、現実はじぶんの「できない」に向き合う日々でした。「できない」に向き合い続けると、根拠のない自信でなんとか稼働しているのに、その自信がなくなっていくわけなので、力がどんどんなくなっていくのを体で感じました。

悔しい思いを感じる間は、苦しさで頭がいっぱいになりますが、それだけ鍛えさせていただいた、不自由のないどころか贅沢な学習環境で研究をさせていただいたことを、大変ありがたく思っております。
しっかり鍛えさせていただいたので、貯めに貯めた力を今後はNPO法人運営で発揮して行きたいなと思います。
まだまだ未熟者ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて。

研究の傍ら、頭を一生懸命切り替えながら、法人立ち上げの準備をしていました。
正直研究の頭と0から組織を作るときの頭の使い方が違いますし、その分降り掛かってくるいろいろなものに正直潰されそうになりました。
慣れてしまえば簡単なのかもしれませんが、でもこれに慣れる人はなかなかいなんじゃないだろうか、と思います。ちょっときつかった(笑)

とはいえ、私一人の力でなく、多くの方に支え励まして頂いたおかげで、正式なお知らせができそうなので、加えてお知らせをさせて頂きます。

団体を立ち上げると2011年12月のラジオでお話をしてから1年。

12月30日に、団体名称を「特定非営利活動法人Collable」(「コラブル」と読みます!)と変更し、1月25日、都庁への申請を終えました。(順調にいけば5月には正式な登記となります)
Collableという名前は、Coll+ableという2つの単語をくっつけた造語です。
Collという単語には、hugをするという意味や包み込むという”embrace”という意味があります。
私たちは多様な人達を温かく包み込むコミュニティを創造していきたい、「embraceを可能に(able)」していきたい。
また、そのためには活動そのものも多くの方々や団体様とCollaborationしていきながら、この想いを共に形にする仲間(Colleague)を作って行きたい。
そんな想いを詰め込み、「コラブル」という名前に変更いたしました。

そして、

2012年12月30日という年の瀬に団体名を変更し、1月25日に無事に都庁への申請を終えることができました。
現在ホームページも作っていただいている最中ですので、出来上がり次第お知らせいたします。
それまではフェイスブックページでお知らせしていきます。
→ http://www.facebook.com/collable

また、弊団体に可愛いロゴができました。



ロゴは、友人の地理人さん( http://www.chirijin.com/ )に作っていただきました。本当にありがとう!

(もちろん有料です。そしてお金が払えず困っているので、寄付お待ちしています(まじで))


そしてお知らせがもう一つあります。
2月16日に勉強会S.inc特別版と題して、インクルーシブワークショップの空間デザインを考えるというテーマで勉強会を行います。
また、その日考えた空間デザインやワークショップでの「おもてなし」を、3月31日に子ども向けに実践するという2日間のS.incとなります。

3月31日のゲストはTAKAさん( http://takayuki-m.com/ )をお招きし、子どもたちとワークショップを行い、ワークショップ後に再度2日間の振り返りを通して、
ワークショップにおけるインクルージョンとは何かを語らう会にしたいなと思っています。
会場は都内で予定しており、現在調整中です。また告知を行いますので、お見逃しなく。


まだ卒業でないので、卒業の際に改めてお礼申し上げますが、
まずは一区切りつきましたので、お世話なりました多くの皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。
今後とも山田小百合、ならびにCollableをどうぞよろしくお願いいたします。

2013年2月3日 代表理事 山田小百合

2012/11/28

【お知らせ】S.inc #3 「障害支援の開発最前線」参加者募集


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S.inc #3 「障害支援の開発最前線」

2012年12月8日(土曜日)17時~19時
東京大学 赤門総合棟
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障害はそれを蒙っている個人だけの問題ではなく、社会の問題として考える必要があります。
前回のS.inc#2で、安部博志先生がお話し下さったように、障害のある子ども個人や担任のみならず、
その子どもを取り巻く周囲の環境を変えたり、教材を工夫することがその子どもの発達や成長、
そして周囲の子どもたちの成長にも良い影響を与えます。
またそのような取り組みを通じて子どもの新たな一面や可能性が見えてくるでしょう。
特別支援教育でもICT教育が盛んですが、他にも多くの支援教材が世に出ていることをご存知でしょうか。

今回のS.incでは、特別支援教育の教材やAT(Assistive Technology)などに注目しました。
それらが果たす役割について意見を交わしながら、ケーススタディを通して、
個人の支援にとどまらないATや支援の在り方、教材や授業の方法などについて議論していきたいと考えています。

○日時
2012年12月8日(土)17時~19時

○場所
東京大学本郷キャンパス
赤門総合棟A208教室
集合場所については追ってご連絡いたします。

○定員
20名 ※申込み者多数の場合は抽選をさせて頂きます。

○対象
インクルージョンや障害児教育、特別支援教育、障害学などに興味を持っているなど…誰でも大歓迎です!
知識の有無は問いません。お気軽にご参加ください。

○参加費
無料

○お申込み
以下のフォームに必要事項を記入してください。
締め切りは【11月28日(水)】とさせていただきます。
詳細は折り返しご連絡させていただきます。
PC用 :https://mailform.mface.jp/frms/14194588/cxevxdhayimg
携帯用 :https://mailform.mface.jp/m/frms/14194588/cxevxdhayimg

○参加にあたってのご注意
本勉強会の様子は写真で記録させて頂きます。
写真記録はブログなどで実践報告として掲載する場合があります。

○問い合わせ
担当:楠見(yusuke[at]com-support.net)
勉強会に関する質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

○主催
NPO法人 CHUM(申請準備中)
代表 山田小百合 @salily1214
(東京大学大学院学際情報学府山内研究室修士2年)

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●S.incとは
「インクルーシブ教育」や「特別支援教育」の知識を深める勉強会です。月1で開催を予定しています。
担当:楠見友輔(東京大学教育学部 教育実践・政策学コース4年)
[Mail] yusuke[at]com-support.net

●CHUM(ちゃむ)とは
「ともにいきる社会のデザイン」を目指し、様々なバックグラウンドのある人々の活動の支援をすべく
学校・家庭・企業を対象に実践的研究やプロジェクトを展開していきます。
現在法人申請準備中。

2012/11/21

「障害者アート」はどこまで「コラボ」を可能にするのか

本日最終日だったアートビリティの展示に行ってきました。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201210/g8_exh_201210.html

場所は新橋駅から徒歩数分の、クリエイションギャラリーG8というギャラリー。

アートビリティというアートバンクで活躍している作家さんと、グラフィックデザイナーさんのコラボレーション作品の展示です。
アートビリティという団体については詳細に紹介しません。下記URLをば!

▼アートビリティ
http://www.artbility.com/

もうね、一人で言ったくせに「すげえわー」とか言ってたただの不審者でした。私。
無料でこれはやばいです。行けなかった人、本当に残念すぎる。

ここでは「登録している作家のみなさんは、何らかのハンディキャップをもちながら、作品を制作しています。」との明記があります。
アートの分野では決して珍しくないでしょう。「エイブル・アート」という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
障害者のアート作品ってのは、確かに個性が突出していて、見ていて驚かされるものばかりです。


こうした魅力的な作品を世に出していける何かしらのハンディを持った方々と、デザイナーとのコラボ、正直「やられたな」と思いました。
ただでさえ魅力的な作品が、芸術作品にとどまるでもなく、プロダクトにも使われる可能性を可視化したのかなと思うのです。


今回のアートビリティの作家さんの作品を見ていて、ハンディがどうとかは置いといて、「なんでこの線がかけるんや…」「なんでこの色使いができるんや…」という感想を持ちつつ、
これを更に組み替えたデザイナーさんとの作品が、また違う味を出している。確実に「デザイン」し直されている。これがまたうまいのです。しっかりその作品と対話して、何を組み替えるべきか、捉えてる感じ、さすがプロ。
でもやっていることは、その作家さんの作品を組み替えたり、位置づけたり、加えたり…と、とてもシンプルなんですよね。コラージュ作品のようなイメージです。
組み替え方でここまで魅力が増すのかーと思って居座ってしまい予定していた予定を切ることに。
(全然何も言えてないですね。こういう作品は言葉に出来ないということでご勘弁ください。笑)

こうして組み替えられたものを見ると、「あ、こういう作品ってこういうシーンで使えるかもしれないのか」という、具体的な生活シーンでの活用へイメージが生まれていく。
エイブル・アートがどこで活用されて、市場に出まわり、私たちの生活を豊かにしてくれるのか、考えが膨らみ、わくわくしてしまいました。
「障害者のアート」というハードルも低くなるし、アートに興味がなくても、市場に出回れば、興味のない人にも関心を持ってもらいつつ届くかもしれないし、なんだかわくわくしませんかね。


会場でアンケートに答えると、コラボ作品のブックカバーのプレゼントをいただけるとのことで、迷いに迷って選んできたのがこちらです。使うのもったいなさ過ぎてどうしよう。


エイブル・アートだけでも「やられた」と思うものが多いのに、アーティスト・デザイナーとのコラボで更に可能性が見えました。
単純にこの作品が生まれるプロセスはかなり重要だと思います。どういうプロセスで芸術作品が生まれ、かつその作品や作家さんとどうデザイナーさんが対話し、組み替えていったのか。「どこまで」それが可能なのか、考えて見る余地はありそうです。
同時に、今私が研究で扱うのは、このコラボレーションの「プロセス」をもう少し追ってみたいなという観点では近いなと思うのです。
今準備中の法人も、その部分に注目して、「どこまでコラボができるのか」を考えながら現場を生み出してみたいなと思っています。

 ▼

先述した通り、「ハンディのある人」という明記がありますが、逆に、これがハンディのある人の…という表記がなかったらどうなっているんだろうと、よく考えます。


こうしたいわゆる「障害者アート」というものを、世の人はどう捉えるか、何パターンかがあると思うのです。

1つ目は、純粋にアートが好きで、それらの作品に芸術作品として魅了されている人。
2つ目は、障害のある人の活動という観点で興味がある人。
3つ目は、障害者がこんな芸術作品を発信してすごい!という「障害ファースト」な人。
4つ目は、障害者のアートだからこそ興味がわかない人。
最後は、そもそもアートに興味のない人

ざっくりこんなかんじでしょうか。賛否両論あるかもしれないけどぱっと思いつくのはこんなかんじです。
1つ目の人はいいですよね。多分こういう展示があれば勝手に見に行くだろうと思うし、お金のある方は作品も買っちゃうでしょう。
2つ目の人は、アートというより「障害」「福祉」などのキーワードに関心がある人が多いのではないか、ということです。
3つ目の人は、詳しくは述べませんが、賛否両論問われる立場なのかなと思います。
4つ目の人は、「エイブル・アート」として発信されていることに対して何か思うことがあるのではないでしょうか。
最後5つ目の人は…言葉のとおりです。(笑)

これらの立場のどれが好ましい、ふさわしいか、ということを言いたいのではありません。
これらは個人的なことだと思いますし、作品のありかた、イベントの見せ方も様々であるので、どれでもいいと思いますし、イベントによって違うでしょうし、正直、誰にだってどれも当てはまると思うのです。全否定はできないと思います。


この5段階の人へのアプローチをどう考えるかってすごく重要だなとこの展示をみて思ったのです。
結構「障害者のアート」をどのように見せるかというのもそうですが、
「障害者のアート」に対する多くの人のイメージがどうなのかを探ることが単純に重要なのではと個人的に思うのですが、みなさんはどうですかね。
それは「障害者」という部分をとって、「アート」の文脈にも応用可能だと思います。「アート」に対してハードルの高い人は、何を「高い」と感じているのか。

とにもかくにも、見に行かれた方の感想、ぜひ伺いたいです。

さて、どうハードルを下げたかどうかを考える前に修論を書く必要があるので(笑)、続きはまたいつか。いつ書くかもわからないということで!

とにかく、すごく有意義でした。修論執筆における荒々しいメンタルをどうにかせねば…と思っていた所、とても刺激を受けました。
修論提出まであと50日くらいしかない。

2012/11/02

【お知らせ】人工知能学会 言語・音声理解と対話処理(SLUD)研究会にて発表します。

先日のワークショップ3連続開催も無事に終了し、当日記録させて頂いたデータを分析し始めました。
総勢約45名の小学生に集まってもらい、わいわいしてもらいました。親御さんの満足度も高く、個人的には安心しています。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

実践が無事に終了したところで安心するわけにはいかず、データがちゃんととれているのか、というのが、現在命の次に大事なものなので(笑)、まだ全部のデータを見れてないのですが、少々心配しています。

そのワークショップの実践について、人工知能学会の言語・音声理解と対話処理(SLUD)研究会(at 東大本郷キャンパス 福武ホール)にて、発表をさせていただく機会をいただきました。今回は「ワークショップにおける知の共有化」がテーマだそうで、ワークショップを研究されている方々が登壇されます。
私は「ワークショップにおける自閉症児と健常児の社会的相互作用の評価」というタイトルで13:25から発表いたします。

発表者のみなさんの中で私が最年少なので少々(いや、かなり)ビビっていますが(笑)、ワークショップで自閉症の子どもが他者とどのようなインタラクションを営んでいるのか、いろいろなパターンをご紹介したいと思っています。



詳細:http://www.lai.kyutech.ac.jp/sig-slud/66th_sig_j.html


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人工知能学会 第66回 言語・音声理解と対話処理研究会 (SIG-SLUD)

日時:2012年11月9日(金) 12:25-18:50
会場:
 東京大学情報学環福武ホール ラーニングスタジオ1,2
 (〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1)

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タイムテーブル

12:25-12:30 オープニング
12:30-13:00 一般セッション(1件)
13:00-13:05 休憩
13:05-14:50 特別セッション(一般発表(2件)+招待講演(1件))
14:50-15:00 休憩
15:00-16:45 特別セッション(招待講演(1件)+一般発表(2件))
16:45-16:55 休憩
16:55-17:55 特別セッション(一般発表(3件))
17:55-18:05 休憩
18:05-18:45 パネルディスカッション
18:45-18:50 クロージング

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プログラム

・招待講演は1件60分(発表・質疑)
・口頭発表(一般セッション)は1件30分(発表20分・質疑10分)
・口頭発表(特別セッション)は1件20分(発表15分・質疑 5分)

[12:25-12:30] オープニング

[12:30-13:00] 一般セッション(1件)

12:30-13:00 「軽度認知症高齢者のための情報支援システムにおける不適格
       発話に頑健な談話行為識別」
       佐土原 健,児島 宏明(産業技術総合研究所),成田 拓也,
       二瓶 美里,鎌田 実(東京大学)大中 慎一,藤田 善弘(日本
       電気株式会社),井上 剛伸(国立障害者リハビリテーション
       センター研究所)

[13:00-13:05] 休憩(5分)

[13:05-14:50] 特別セッション(一般発表(2件)+招待講演(1件))

13:05-13:25 「即興ダンス表現ワークショップの教育的効果」
       中野 優子,岡田 猛(東京大学)

13:25-13:45 「ワークショップにおける自閉症児と健常児の社会的相互作用の
       評価」
       山田 小百合(東京大学)

13:50-14:50 招待講演
      「演劇ワークショップを成り立たせる諸要素についての実践的
       経験からの考察」
      花崎 攝(演劇デザインギルド)

[14:50-15:00] 休憩(10分)

[15:00-16:00] 特別セッション(一般発表(3件))

15:00-15:20 「子ども・若者のもめごと・対立解決のためのワークショップ
       実践」
       田中 圭子(NPO日本メディエーションセンター)

15:20-15:40 「料理を題材にしたサイエンスコミュニケーション『キッチン
       サイエンス』」
       内田 麻里香(東京大学)

15:40-16:00 「実践的なキャリア教育活動のためのワークショップと学習成果
       共有の仕組み」
       朝川 哲司(青山学院大学)

[16:00-16:10] 休憩(10分)

[16:10-17:55] 特別セッション(招待講演(1件)+一般発表(2件))

16:10-17:10 招待講演
      「ワークショップ知の共有」
      苅宿 俊文(青山学院大学)

17:15-17:35 「『コミュニケーション実践のコミュニケーション科学』の
       ための試論」
       高梨 克也(科学技術振興機構さきがけ/京都大学)

17:35-17:55 「参加型ワークショップを理解する視点」
       石崎 雅人(東京大学)

[17:55-18:05] 休憩(10分)

[18:05-18:45] 総合討論(「ワークショップにおける知の共有化」)

[18:45-18:50] クロージング

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