メニュー

ラベル ESSAY の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ESSAY の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015/07/09

多世代が気軽に集まれる場所を実現するには?|文京区駒込「こまじいのうち」に行って来た!

先日、いつもお世話になっている近所のママと、「こまじいのうち行ってみたいよね」という話になり、予定を合わせて行ってきました。

「こまじいのうち」報告書をいただきました。


Facebookページ|こまじいのうち
https://www.facebook.com/komajii

社会福祉法人文京区社会福祉協議会|地域の居場所『こまじいのうち』
http://www.bunsyakyo.or.jp/volunteer/volunteer_event/v_event_20130807103300/


場所は駒込エリアの、富士神社の近所。

いつも出てくるあのイラストが、「こまじい」本人なのかとおもいきや「こまじい」は「こまごめのおじいちゃんちの略」とおっしゃっていたのが、オーナーの秋元さん。
確かに、秋元さんとイラストを見比べても、どうやら違うらしい。(笑)

当日のこまじいのうちは、モノで溢れかえっていて、玄関先まで雪崩れ込んでいました。
どうやら、翌日にバザーを予定していたとのこと。
1階には近所のおばあちゃまたちがくつろぎつつ、バザーの準備をしていました。
(家中がモノだらけになるほど、人がバザーで売るものを提供しているんだなぁとも思うとすごい)

お家はオーナーの秋元さんが相続されたお家で、昭和の戸建てらしい急勾配の階段や土壁が残っていて、小さなお庭やテラスもあり、昔懐かしい昭和の風景にトリップしたような場所でした。2階にお招きいただき、2階で秋元さんと近藤さんに、少しだけお話を聞きました。

「こまじいのうち」は、最初は高齢者向けに開かれた場所になったらいいなと思いから2013年10月にオープンした地域のゆるーい居場所。気づいたら地域の高齢者だけでなく、こどもたちも来てくれるようになっているようで、秋元さんは最近は近所のこどもたちに「こまじい」と呼ばれているそうです。(笑)1年足らずで3000人以上が訪れているこまじいのうち。小さい子供から、そのお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、大学生などなど、本当に「多世代」が集まっているようです。

秋元さん曰く、高齢者向けの居場所は意外となく、集る場所となると、特に何かプログラムが前提となる物が多くて、自分たちも行くのが億劫になるという人は多いはずとのこと。確かに、「何もしなくてよくて気軽に立ち寄れる場所」というのは、あまりないかもしれません。一方、ただ空間があるだけでは人は集まりませんが、人に集まってもらいたいのであれば、とにかくガチガチに組まれたプログラムを組めば良いというものでもないよな、と改めて気付かされました。それは「誰に集まってもらいたいのか」を考える先に見えてくるのかもしれません。

「地域密着型」実現の壁


地域コミュニティのあり方が薄れてきている中、「地域密着」をうたう活動が増えてきていますが、同時に、世代間交流が生まれない現状があります。例えばこども向けの施設ができても、近隣住民から騒音苦情が来るなども、その場所にいる人たちが相容れない何かがあるなと感じますし、顔が見える関係を作りたくて若い夫婦が自治会に入ったら、排他的な扱いをされるという話も聞きました。世代間に見えない壁はじわじわと高くなっており、「地域密着」にしたいけれど、できない世代間の壁は、ちらほらと見受けられるように思います。

一方こまじいのうちが、こうして安定して運営され、幅広い層から注目をされているのは、主催が「町会連合会」であることは、とても大きなポイントだと感じます。
こまじいのうちの主催は「駒込地区町会連合会」で、駒込地区の町会が連携して主催していることになっています。秋元さんを中心に自治会に親しい高齢者に理解を得ることができていることはとても大きいと感じました。

また、現在は近藤さんがボランティアとして運営に関わり、かわいいお子さんを連れてこまじいのうちに出入りをしています。秋元さんと近藤さんのコラボレーションがあって、子育て世代も気軽に出入りしやすくなっている印象を受けます。(私も、近藤さんが声かけてくれたので、気になって行けなかったところ、足を運ぶ気持ちになりました!)そして大学生の関与があるのも素晴らしいですね。

最後に秋元さんは、駒込地区の雰囲気がこまじいのうちが親しまれる理由の1つ、というようなことをおっしゃっていて、確かに、駒込地区の下町らしい雰囲気が、こまじいのうちを守ってくれている印象があります。こまじいのうちのような、昭和の懐かしさの漂う緩やかな場所が、どの地域にも合うわけではきっとなく、その地域性を考慮して作らなければ、「地域密着型」をうたっても、単なる自己満足になりかねないなと考えさせられました。

多世代が集まる家の実現は難しい

「子どもから高齢者まで、困っている人みんなが集まれる居場所を作ろう!」なんていう考え方では、すぐに限界が来てしまう。
そういう高い志はもちろん否定しないが、それを「ひとつの場」で実現するのは、難易度が高い。
来たい人だけ来ればいいんだ、とざっくりと思い切れればいいのだが、「どんな人でも」と丁寧にやればやるほど、大変になる。
また、そこを利用出来る人数、つまり規模的な限界も当然ある。
▶子どもから高齢者まで? 「地域の居場所づくり」の盲点http://osada.works/ibasyo/

こまじいのうちを見て、この記事を思い出しました。こまじいのうちは、「みんな」という対象を意識しつつ、ゆるやかに場をとりまとめる秋元さんや近藤さんのスタンスがすごくいいなぁと思っています。いや、内部の細かな運営で大変なこともあるかもしれませんが、いろんなところから視察に来るのもうなずけます。
もう少し、秋元さんや定期的に顔を出されてる人のお話を聞きたいなぁと思いました。

第2回ミライバの「いいおかさんちであ・そ・ぼ」とも比較しながら、考えてみたいです。

【開催報告】公開研究会「ミライバ」第2回:地域の子どもたちが集まるコミュニティ
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/2013/09/24/15.html


【追記1】

持ち家が社協さんやいろんな人たちが集まる場になっていることは理想的だと思いつつ、秋元さんが亡くなって以降も、この場所があるとは限らない。そうだ、ここは秋元さんの家だった。
秋元さんが、「自分が亡くなったら、どうなるかなぁ」とおっしゃっていたのも印象的でした。

【追記2】

今回、こまじいのうちの噂はずっと気になっていて、すごくすごく行きたかったけれど、なかなか足を運ぶことができずにいました。私自身も、近藤さんが関わっていることを知れて、「行く」と行動を追い付かせることができたように思います。
そうか、活動も緩い、居場所的な場は、イベントの「場」よりも属人性が強くなるのかもしれませんし、この属人性と場の作り方の関係性、濃淡などについて、もう少し考えたくなりました。


▼参考記事
個人の家を地域の人が集まる場にする。「こまじいのうち」のやり方
http://news.kaigonohonne.com/article/63


2015/02/28

配送した荷物が途中で行方不明になった事件。

いい経験になったのと、実はこういうことは起こりうることがわかり、学びをシェアしたいと思いブログを書いています。(似たような経験した人おらんかと思ってめっちゃ記事を探したので)

先日仕事の関係で、大事な荷物を配送するべくとある運送業者さんに荷物を預けたのだが、予定していた荷物が期日通りに届かないと仕事に支障が出るものだったので、追跡サービスで荷物の状況を追ってみたところ、荷物ルートの途中「調査中」と出ていた。
表記についてどこかに書いてあるわけでもなく「調査中」が何を指しているのかもわからず、しかも長らく表記が変更されない。心配になりお送り先に電話してみると、やはり「届いてない」との事だった。

あまりに心配になり、そのまま業者のサポートセンターに電話をすると、全くつながらず、焦る私。
追跡サービスを見ると、お送りしたい先の近くのセンターの名前は出たので、ここに直接電話したほうが早そうだと思い、電話をしてみた。

女性の方が出て下さり、事情を話した。
「お調べしますね」とおっしゃって頂いて待つこと数分。
「二個口ですよね?」と尋ねられた。
そう、二個口で荷物を出した。
「そうです」と答えると、
「1つは来ているのですが、もう1つが届いてないんですよね」と返答がある

なぜ!?どうして!!( ꒪⌓꒪) ←本当にこんな顔していた気がする

「え、それはなんでなんですか?」と尋ねる私。
業者「それは全くわからないんですねー。」(間のセンターにも問い合わせしてくれたようだけど、それでもわからなかったらしい)
私「ではいつ届くんですかね…?」
業者「それもわからないんですよねー。」

私が荷物を出したほうのセンターのほうにも問い合わせをしてくれたそうだが、「見つかっていない、わからない」ということしかわからなかったそうだ。つまり何も明らかにならなかった…。
ひとまず、翌日の朝8時ごろに最初の荷物が届くそうで、その時間に必ず電話をするようお伝えした。

翌日8時過ぎに電話があり、「ありました!」とのことだった。どうやら2個口のうち1つの荷物が開いてしまい、中身が紛失していないかを確認するために調査していたため、1つお送りできなかったらしい。
でもどうしてそれが翌日の朝、荷物が届いた時にしかわからなかったのかは、さっぱりわからないが、とにかく朝一で届けてくれ、とお話して、無事に事なきを得た。

いやーヒヤヒヤしたよー。見つかってよかった…。

個人的には頭にこなかったわけではないけれど、それを相手にぶつけても仕方ないので、相手には冷静に対応した。(上記のやりとりもかなり簡略化して書いていて、間にはいろいろ突っ込みたいところがたくさんあったのだけど別に書くことでもないので書かない)
それに、いろんな人に相談をしたところ、運送業の労働環境の弊害なのでは、という話も聞いて、なんだか意外と奥深い問題な気がしてきた…。

ちなみにあまりに困っていたら、同じような経験をした方が、その時の対応について教えて下さり、今回は無事だったものの、次回からは荷物を送ったから安心、なんて思わないようにしようと思いました。
みなさんもぜひお気をつけください。

▼荷物を配送するときに気をつけること(忘備録)
・荷物が行方不明になっても、先方から連絡はくれないので、こまめに追跡サービスをチェックするべし。
・本当に紛失した場合、業者によっては補償があるようなので、いつどんな連絡を誰ととったのかしっかり記録するべし。
・対応をしてくれた人の名前をしっかり記録しておくべし。


2015/02/08

2015年もよろしくお願いいたします。

新年初投稿です。
今年の目標の1つに「毎日書く習慣を身につける」という項目を1つ追加したものの
毎日書くどころか今まで何も書いていなかったのを猛省しています。
年明けに振り返る余裕がなかったので、改めてこの1年をさっと振り返ってみたくて新年初投稿をしています。



2014年は、毎日自分がこんなに必死になるとは思っていなかった1年間でした。
2013年は気持ち的にしんどいなと思っていた1年だったけど、
2014年は目の前の日々に追われるしんどさと、明らかに自分の限界を感じ、悔しい思いをし続けた1年でした。そう、私の2014年は「超プレイングマネージャー」。

2015年はこの「超プレイングマネージャー」を脱するべく、日々模索中であります。

もちろん、日々何も対策をしていないわけではなく、「このままではまずい…」と思いながら、改善のためのインプットのスピードをあげつつ、
「Collableが届けたいものを届けるためには、Collableにとってよい環境を創ることが必要だし、Collableにとってよい環境を創るためには、自分のコンディションを整えること」
という意識を実現させるために、試行錯誤した1年でした。みなさんの知恵を借りたい。

ちなみに、試行錯誤をしていく中で、日々の生活習慣も大幅に変え、毎日ヨガをしたりとか、食べるご飯が(中身も量も)変わったりとか、しているせいか、12月に実施したファスティングの影響もあり、体重も落ちています。超快適です。

そして、多くの貴重な機会をいただきながら、自分たちのアイデンティティと相対化させ、Collableというチームが、何を成し遂げたいのか、何を求められているのか、それに答えるために組織をどうデザインするのか…そんなことを日々考えながら、目の前のことに必死になっていたら、気づけば2015年になっていました。

年末にNHKで放映されていた「100分 de 日本史」を、仕事しながら見ていたら(聞いていたら)、鈴木大拙『日本的霊性』の特集が組まれていて、何故か気になり何気なく見ていたのですが、その後かいきギリギリに駆けこむように「リー・ミンウェイとその関係展」を見に行くと、リー・ミンウェイが非常に禅の影響を受けていたことを知り、これはなにかあるかもと思い、年明けは初詣と所要がてら円覚寺に行ってきたり、禅の考え方を改めてスキマ時間で学んでいる今日このごろです。年明けに手に入ったKindleがとても役に立ってます。
(ちなみに最近読んだ本でも、本田宗一郎さんや藤沢武夫さんが禅の影響を受けていることを知ったしこの件についてはまた後日ブログを書きたい)

2014年も、大変有り難い機会をいただき、初めてのことにたくさんチャレンジをした1年でした。
同時に、毎日目の前のことに追われがちになり、周りに迷惑しかかけていないと毎日感じていたし、そんな日々に自分を見失いかけることも何度もありました。
こんな私を温かく見守って下さり、本当にありがとうございます。

今年度の「ピッケのつくるえほん」ワークショップシリーズも終わり、
今月末は保育園にて新しいワークショップの実践です。ムサビのみんなに力を借りて準備中であります。
またご報告するのでお楽しみに!



























(追記:それにしても、ずっと書いてないだけあって、ブログに何を書けばいいのか全然わからなかった。今年は自分のブログ専用のウェブサイトを立ち上げて、過去のブログ記事も全てそちらに移行したいと考えています。)

2014/07/24

コラブルに正式な事務所ができました。

Collableの事務所を正式に移転しました。
というか、正式に構えました、が正しいかもしれません。

▶ Collableの所在地・連絡先を変更しました。
http://collable.org/activity/977

実は、物件そのものを借り始めたのは3月末からで、すでに足を運んでくださったかたもたくさんいますが、登記などの手続きがあり、やっとその手続が終わったのがつい先日のことだったので、このタイミングで正式なご報告とさせていただきました。
大家さんもとっても素敵な方だし、借りたお部屋もとっても居心地がいい素敵な場所です。

事務所そのものを借りたのは3月のことで、3月はワークショップ2つと引っ越しやその他の手続きで毎日動きまわっていてヘトヘトでした。地理ちゃん(地理人研究所)に協力してもらって、IKEAにもはじめてのおつかいをしてきました。笑
そして3月末のお引っ越し時には、たくさんの友人が手伝いに来てくれて、本当に嬉しかったです。素敵な出会いも作ることができ、楽しいお引越しとなりました。来てくれたみんな、ありがとう!

また、事務所開設にあたり、多くの方から備品寄付等々、頂戴しました。
かかった経費といえば、棚とテーブル・いす、カーテンやトイレ・キッチン用品、友人から激安価格で譲ってもらったプリンタや電子レンジ、あと電気をちょっと取り替えた程度で、あとはかなり多くのものを頂戴しました。
この場でお名前を出すのは控えますが、色んな物をお譲りいただきましたみなさま、お贈りいただきましたみなさま、本当にありがとうございました。全て活用させていただいています。



余談ですが、2年目にしてオフィスを構えるという選択は、早すぎるよなぁ…と悩んだりもしました。
借りるとしても、コワーキングスペースでもよかったかもしれませんし(むしろコワーキングスペース、素敵なところがたくさん増えてて入りたいとまじめに思ったくらい!)、むしろ今まで通りでもよかった面もあったかもしれません。

でも、やっぱり、独自のオフィスをこのタイミングで構えることが、今は一番の正解だったと思っています。
でもそれは私の独断ではなく、その決断を後押ししてくださった関係者のみなさんがいてくださった上での決断です。感謝してもしきれません。ありがとうございます。

事務所を構えるという決断をする際、今までしたことない決断をするという経験は、どんどん見えない世界を見せてくれてわくわくします。

ライフネット生命の出口会長も、考える能力というのは「睡眠」に似ていて、時間以上に、深いか浅いかが重要だって、何かの記事で書かれていたけど…
長い睡眠時間をとれば質の高い睡眠を取れるとは限らないのと一緒で、時間をかければ良い決断ができるとは限らない。
先々良い決断をするためには、やっぱりすばやく深く考えるしかないですね。

事務所は秘密基地みたいで居心地いいです。今日もがんばります。


秘密基地と言えば…
NPOカタリバさんと一緒に「秘密基地の作り方」ワークショップをやります。
秘密基地を一緒に作りたい方、特に中学生や高校生に、このご案内を届けてくださーい!

【参加者募集!】7/26(土)秘密基地のつくりかたワークショップ第二弾「空間デザイン作戦会議」
http://www.katariba.net/news/2014/07/18335/


2014/06/18

講演を聞く人も、話す人も、講演を依頼する人も有意義な時間になるように。

手元の画面で私がどうしゃべっているのかが見られるカメラが!

立教大学火曜日2限、『ボランティア・「耕す知」と「共生」の探求』という授業で話題提供してきました。

初めて200人以上の学生さんの前でお話させていただく機会をいただきました。立教大学平野先生をはじめ、ボランティアセンターの中村さん、伊藤さん、宮嵜さん、他スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。

この初めての機会が私にとって、いい意味で「失敗体験」でした。
この講義は、「全学共通カリキュラム」(≒一般教養)という枠組みの中で実施されている授業で、オムニバス型で毎週違うゲストが講演をしにいらっしゃいます。
私は特別に6月3日と10日の2週連続でお邪魔し、1週目は講演、2週目はワークショップを行うというご依頼をいただきおじゃましました。(これからもう1名の方による、2週連続企画があるみたいです)

大学の授業で呼んでいただけるようになって、話すことにちょっと慣れてきたと思ったら、そりゃもう撃沈でした。
こうした形態の授業は、想像以上に学生の授業そのものに対するモチベーションが決して高くない場合が多い。3,4年生で教養の授業なんて取る人はほとんどいませんし(今回も受講者層はほとんど1年生でした。当日知ったけど)。
それはどこの大学でも、モチベーションが高いことのほうが珍しいのではないかと思います。

教室に入った瞬間、内職のため、時間つぶしのための授業だと思っている雰囲気が漂っている。
何を投げかけても総スカンな感じがする。

教室は超暑いので、必死さも出る私。

(;; ꒪⌓꒪)←内心こんな感じ

甘かった。この雰囲気に、まんまと飲み込まれたと自覚しています。
面白かったと言ってもらえたものの、私個人としては大反省でした。この場を借りてお詫び申し上げます。

わざわざなんでこういうことを書いているかというと、授業という枠組みで講演をするのと、例えばTEDのように聴衆が主体的に申し込み参加するものとで、届け方を変えなければならないということを再認識したからです。
講演なんて基本的にコミュニケーションが一方向的なので、これって講義と何ら変わらないですよね。
それを大学の授業の中でやるわけですから、毎日喋る人が変わるだけであって、基本的に講演スタイルのものも一授業なんですよね。本当にごめんね。

あの経験以降、改めて聞いてくださる側の属性については徹底して聞くことにしました。届ける人に確実に届けたいという気持ちが強くなったからです。私も時間を無駄にしたくない。(とはいえ、教えてくれないもんなんですよね。依頼する側の方は、ぜひ以下の中原先生ブログをご参考に!)
 依頼する側になると忘れがちなのですが、たいていの場合、登壇する側は、オーディエンスの属性や会の趣旨を知りません。
 彼らは、何人いるのか?
 何歳くらいなのか?
 役職は?
 男女比は?
 既有知識はどのくらいあるのか?
 何に興味・関心をもっているか?
 なぜここに来ているのか?
 何をしたいと思っている人が多いのか?
(講演依頼は難しい!? http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/06/post_1513.html

プレゼンテーションのスタイルは、自分で作っていくしかないですが、スタイルは事前準備から形作らねばならないなと、とっても当たり前ですが、学習しました。
これからちゃんとプレゼンテーションのスタイルができあがってくるのだろうか。

講演を依頼する人、
講演を聞く人、
そして話す人(自分)、

それぞれにとって有意義な時間になるために、がんばらねば。

こうした貴重な学習機会をいただきました立教大学ボランティアセンターのみなさま、ありがとうございました。



ちなみに、立教大学での講演については、学生さんから感想文をいただいていたのですが、内容が学部ごとに傾向があり、すごく興味深かったです。


例えば法学部の学生さんの感想になると一気に漢字が多くなったり、言葉の定義について自ら考えていたり…
社会学部の学生さんになると、NPOのマネタイズの質問が突然増えたり…
頻出キーワードが学部によって異なっていたり。
学部ごとに関心があるのかな?って思うくらい違って面白かったです。

*余談*


講演失敗したなと自覚して、講演スタイルを大きく変えるかどうかを検討すべく、いろんなプレゼンテーション動画を見ていたのですが、引き込まれる「プレゼンテーション」って、多くは無いかもしれないなと思いましたが、
エクセルアートのまーちゃん(若宮正子さん)の話が圧倒的に面白かったです。ぜひぜひ。

2014/04/22

【御礼】Facebookページが500いいね!に到達しました!

いつもお世話になっております。Collable代表の山田小百合です。
コラブルも、よちよち歩きで、手探りがむしゃらな1年が終わり、2年目に突入しました。そしてFacebookページが500いいね!を達成しました!小さい歩みですが、みなさまに感謝を述べたくて書き込みをさせていただいております。

▼Collable Facebookページ
https://www.facebook.com/collable

photo by 小林茂太
さて。この写真は3月30日に実施したワークショップのあとの様子です。ワークショップ終了後、任意参加のお茶会をしたのですが、ほとんどの方が残ってお話していってくれました。
今日は、その日来てくれた男の子のお話をしようと思います。

私が修士課程に在席をしていたとき、同じ場所で出会ったその子は、ワークショップの会場にすら入ることができませんでした。
言語的なコミュニケーションがとれないその子は、涙目になりながらも、一方で本当に帰ろうとはしなくて、でも、新しい場所に怖くて入れないので帰りたい気持ちのジレンマを、言葉にならない声と態度で示していました。もう、それはとても悔しかった。もっとやり方があったんじゃないかと、胸が締め付けられる日でした。


その日から1年半後、「動くと音が見えてくる」を、柏木さんとやらせていただきました。
あの場にいたその子は、1年半とは打って変わって、即興を誰かと合わせたりもできるようになれば、人に積極的に関わろうとしている様子がみられました。

子どもこんなに成長がはやいんか!2年前は泣いてたやん!と驚かされました。(笑)


コラブルでのワークショップ、特に子ども向けの活動では、「気になる子」が来ることを大歓迎にしています。例えば発達障害だったり、知的障害だったりします。
一方で、誰かに注力するのではなく、全員の参加の自由を出来るだけ認められる、開放された環境づくりに挑戦しています。

とはいえ、「こういう活動があるべき」「こういう参加にすべき」という答えが、あるわけではありません。毎回毎回、どういう形がみんなにとって良いのかを悩みながら作っていますし、終わった後、少なくとも山田はひとりで悶々とする日々を過ごしながら、次の活動に進んでいます。

もちろん、ある程度活動が定期的に行えるようになれば、見えてくるものがあるのかもしれませんし、整ってくるものもあるのかもしれません。ただ、子どもたちの成長は早く、その子たちにとってベストな状況で環境を作りたいと思っています。

それは、親御さんたちのご理解があってこそ、実現できるのだなぁと、ひしひしと実感しています。


いつもいつも、真新しい気持ちで、子どもたちと出会いたいなと思った日となり、感慨深い1日となった、2014年3月30日でした。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。




コラブルは2期目に突入しました。まだまだ小さく未熟な団体です。
今期も、こうした小さな1歩を歩もうとしてくれる子どもたちのために、親御さんたちのために、できることに挑戦したいと思っています。
ワークショップのあとは、個人的にゆっくりお話を聞く時間が取れないことが多いです。

ワークショップにご参加いただいている親御さん、それだけでなく、今までの活動に遊びにきてくださったみなさまからも、ぜひ、ご意見やご要望もお聞かせいただけたら、とても嬉しく思います。

2年目は、もっと挑戦すべきことを増やしながら、一方で定期的にこうした場をつくっていけたらと思っています。
2年目もどうぞよろしくお願いいたします!

山田小百合

2014/03/10

TEDICの活動報告会に行ってきた。

3月7日、友人門馬優が代表である、石巻の学習支援NPOのTEDICの活動報告会が東京で開催されたので、行ってきました。会場は新宿の損保ジャパン本社ビル。

ゆうがTEDICの話をする時に出てくる「いつもの話」がある。
何度聞いても、考えさせられる。各メディアでも見かけるが、ゆうが2011年の震災後、現地でボランティアをしていた時期に、避難所で出会った中学生の男の子のふとした一言の話だ。

「震災があって、救われたと思っている」

震災前からいじめにあい不登校になった男の子。それだけでなく、父、母…と、子どもの貧困そのものを描いたような家庭環境の子でした。(詳細はあまり書かないほうがいいだろうから省略します)
人に言えず、隠してくることが出来た、自分の家庭の問題が、避難所というオープンな場所では隠し切れない。ボランティアの方々は、避難所で日常的に声をかけてくれる。加えて、自分だけでなく、父、母の様子を聞いてきてくれる。地域から孤立されていたはずの自分が、外の人と繋がった場所が、避難所だった、という話だ。
これを聞くたびに、いつも、なんだかゾッとする。

こうしてゆうが立ち上げた団体がTEDICであり、1年目、まずは喫緊の課題である学習支援をスタートさせた。しかし学習支援を通して、子どもたちがいろんな悩みを打ち明けていく。親でもなく、先生でもないチューターである学生と、本音がぶつかり合う場所になっていく。
こちらの記事(http://children.publishers.fm/article/3162/)にもありますが、「悩み」というと軽くなっちゃうけど、想像以上に根深いものばかり。
こうして学習支援という切り口から、TEDICは「居場所」になっていったらしい。

そして現在、石巻は162人の不登校の中学生がいるらしい。1中学校に対し8人が不登校という計算ができる。そんな石巻の現状を見つめ、4年目は「不登校」の問題にアプローチしていくのだとか。これも、不登校が悪という考え方ではなく、不登校であることによって社会から切り離されやすいという状況を見つめているらしい。どういう形態で動いていくのかをしっかり考えていたし、関係機関との連携も進んでいるTEDICなら、きっと石巻で活躍してくれるだろうなと思います。


何よりいいなと思ったのは、活動を通じて、客観的事実に基づいて、今何がこの地域の課題なのかを考えて、次のアクションを考えていること。簡単なようで、結構難しいと思う。うちはまだまだだな…と内省した機会となりました。

とにかく3年目のTEDICは、ますます進化していて、拠点をどんどん増やし、活動日数も増え、チューターとのコミュニケーションの工夫もみられて、チューターのモチベーションも高いことがうかがえました。
また、TEDICの教室にくる子たちが抱える課題は、TEDICだけで受け止めることはできない。あくまで、サインをキャッチすることがTEDICの役目であり、その後その子達にとって良い環境を整えるための関係各所との関係性も十分作っていました。

TEDICは、被災地である石巻に学習支援をしているNPO団体であることに間違いはないけれど、問題意識はもっと根深いところにあり、活動していることがよくわかった報告会でした。
そのときに呟いたやつ↓




最後に、「居場所は、人だと思う」とゆうが言っていた。
言葉を先行して考えるのではなく、周りから「あれは居場所だね」と言われる場所が、居場所なのだと思うけど、あえて定義づけるのであれば、人。
この人のところに行く、という場所が居場所。
その話を聞きながら、コラブルも、未来の「居場所」でありたいという目標を改めて確認しました。

2014/02/05

2014年になってしまった。

いつも自分にゆとりのない状況を反省しながら、気づけば2014年になっていて、早くも2月になっていました。
今年も宜しくお願いいたします。

2013年の振り返りも2014年の計画も、ちゃんと立てきれぬままに動き始めてしまった。
これが今年の末にはなくなったらいいな、と思っています。

大学院に入って、むやみやたら発信することに特に気をつけるようになったし、目の前のことでいっぱいいっぱいだったので、ブログを書くという習慣がなくなった。SNSの影響もあるだろう。
とはいえ、毎日論文読んだり本を読んだり、それを資料にまとめたり、発表したり…という経験が続いた。そのため、考えていることをまとめたり知識をストックすることが習慣化されていたので、2年間で身につけたかった力が多少は身についた。(多少…は…!)

一方、今はどうかといえば、もっと慣れないことにぶちあたり、その上責任も増した。

あたりまえだけど学生の延長でNPOの経営はできない。
何か失敗することもそうだし、コラブルが社会に不信感を持たれてしまうようなことがあれば、私に責任があるわけで、先生や上司が「責任とるから」なんて言ってくれない。
当然、
「学生がNPOでちょっとボランティアしてて、ことが上手く言ったのでプロジェクトマネージャークラスは経験したから、NPOわかってます」ってことはない。
なので、私の意識も大きく変化した2013年だったと思う。

そんなわけで、私自身、今何を成し遂げたいのか、そのために何を考え行動すべきか、という、部分を改めて考えるようにもなった。
あたりまえだけど、私が潰れたらコラブルが崩壊に近づくからだ。誰が指揮を取るんだ、という話だ。
おかげで今私は病気や入院なんて、許されない(大げさだけど、大事なこと)。

「今の立場が、いちばん学べるんだから」と言ってくれた師の、
今ではやっとその意味がわかります。日々アップデートされている私と向き合っている。

そんな環境で、2013年で変わったこととはいくつか。

1)もう学生じゃなくて経営者という「意識」
超当たり前ですね、卒業したんだから。
とはいえ、NPO活動と、NPO経営の切り離しができてなかったように思います。
実は、この2つがごっちゃになっていると、NPOの成長はないのではないか、という事に気づきました。
代表理事という立場は、NPOでプロジェクトマネージャー経験したのでできます、って立場じゃない。
経営者という立場について、経験したことがないからわからなかったし、他の経営者の方と比べたら、まだまだ未熟な点ばかりですが、だからこそ、学びをとめちゃいけないし、広げていきたいなと思いました。

2)本>論文
これはあたりまえだけど、論文を読むことが日常的だった状況から、本を読むようになりました。論文もいろいろDLできる環境じゃなくなったし。学生って贅沢な期間だったんだな、としみじみ感じています。(笑)
一方で、読む内容も、当たり前だけど変化してきました。
インクルーシブデザインのベースにもあるDesignThinking、それに付随した経営に関する本が増えました。あとは、NPOについての本も。
1)で書いたように、学びを広げていきたいという意識と、大学院では専門性によった本を読むことにしていたので、そこから開放したことが影響している。

3)誰と一緒にトライするのかは大事
「山田(わたし)を応援したい」という人じゃなくて、「コラブルという場所で、これを成し遂げたい」という気持ちのある人とのほうが、法人の成長速度が速くなるということに気づきました。一緒に未来を考えてくれる人は、圧倒的に後者なので。
これが大事な気付きだったように思います。
おかげで、良いメンバーを増やすことができて、やっとコラブルがどんな団体かを言語化し始めています。


さて。

代表なのに、目標設定とかが苦手な私なのですが、2014年の目標をたててみました。
コラブルの目標と、私個人の目標は、やっぱりまだまだ切り離せない部分が多いので、前に大学院の後輩くんが教えてくれた、「100の約束」というやり方で設定してみました。

じゃ、お見せします!と思ったんですが、100こ並べて何になるんだ…と思ったのと、何より、100こ揃えてないので、やめておきます。100こ並べきったら載せたいな。

てんやわんやしながら、まだまだ未熟さを感じつつ、2014年もがんばります。

山田小百合

東大の近くにある、本郷はなれにて、いつも私に優しさ分けてくれるまりこさんにもらって
本当に嬉しかった。よい2014年。

追記:ちなみに、100の約束の1つに「ブログを1週間に3回更新する」というのを入れたので、少しずつリハビリしようと思います。

2013/12/30

【ごあいさつ】2013年も大変お世話になりました。

【2013年もありがとうございました!年末の雑記。】

こんなこと書いとる場合やないんですけどね。。すみません。
でもちょっと息抜きを。
これを書いているのは、かのお台場は大江戸温泉物語です。
こっから成田行きのバスに乗って、早朝の飛行機で実家に帰るべくおりまして、
せっかくだから1人で休む時間をとろうかなと思いたって、ここにいるんですが、
うるせえー全然落ち着かねー!(笑)
周りからはリア充な声が聞こえて来る中、一人PCを開いているお一人様女子です。

昨日は事務局で年内の最終ミーティングを行い、忘年会をしてきたのでした。

こらぶるず、いつもありがとう!


さて。


「Collableは何人くらいでやってるんですか?」とよく尋ねられる。
「組織の所属」をどう定義していいものか全然わからない。
Collableに力を貸してよ!とは言うけど、それが果たしてCollableのなかの人なのかは別の話だ。
企業と違って、お給料を支払うわけじゃないし。

なので、Collableのメンバーになってよ、とはなかなか言えず、申し訳ないという気持ちが先走る。
特に社会人のメンバーが多い私達は、お仕事の合間でCollableのことに時間を割いてくれてるから、なおさら。
週末の貴重な時間、時には平日の夜中に連絡を取り合ったりする。
Collableは、まだそこにお金の対価を支払えない。
とはいえ、いつも事務局ミーティングに来てくれているメンバーはメンバーだとカウントしていて、理事の人数と、ミーティングに来てくれる事務局メンバーの人数を答える、というのがいつもの解。


そんな中、あるメンバーが、シブヤ大学のワークショップのときに尋ねられていた。

「なんでCollableに関わってるんですか?」

そういう質問を私以外のメンバーが受けたことがそういえばなかったなと思って、
彼がどんなことを考えて言えるのか、期待と不安を胸に、こっそり耳を傾けていた。
彼はこう答えていた。

「Collableが目指す社会が、好きだからですね」

耳に入ったその言葉に、胸がぎゅっとなった。
その言葉がその日のワークショップの活力になったのは間違いない。
そして、今代表として仕事をすることに、初めて誇りを感じた瞬間だったと思う。

彼は、別にインクルージョンとか、そういうものに関心がある人じゃなかった(たぶん)。
そういう人が関わってくれるのは、ほんとうに嬉しいし、Collableの持つ力を感じた。
そうそう、Collableの目指す社会に惚れて、動いてくれる人を一人でも増やしていくんだ。
そして、初めて、少し自信がついた。
そして、初めて、仲間と仕事をしているという実感がわいた。仲間とCollableをやってきて、良かったと思った。

最近Collableの色みたいなものが生まれているように思う。
そして、「なんでCollableに関わろうと思うのか」という意思がある人が隣にいてくれるようになったことに気づいた。
それは同時に、Collableってどんなやつらなのかを度々会って、確かめて、一緒に磨ける人たちであることもわかった。
どんどん、Collableが育まれていってる。

NPO法と税法のダブルスタンダードのなかで会計を整理せないかんことも、
生きていくための仕事を創ることがこんなに大変なのかということも、
応援してくれる人がいても、一緒に力を合わせらる人を見つけることが、実はとても難しいということも、
未知なることに直面し続けているけれど、大学院での経験とはまた違った、学び多き2013年でした。

久しくお会いしていない方、
まだ今年初めてお会いしている方、
いつもお会いするみなさま。
私との時間を育んでくださり、Collableを応援して下さり、本当にありがとうございます。

至らない点も多々あり、経営者としてはまだまだ未熟者であることは重々承知しておりますが、
2014年はもっと速度をあげて、Collableとともに成長していきます。
今後ともぜひ力を貸していただけますと嬉しいです。


去年から今年にかけて、新しい命の息吹がたくさん聞こえてきました。
いろんなお子さんに会うたびに、涙がでるほどに、愛おしく感じます。

この子たちが、10年後、10歳くらいになっているとき、幸せいっぱいの毎日になっているように、
そんな社会にするために、
Collableは、10年後、新しい価値を提案する、日本を代表するNPOになります。

ありがとうございました。2014年もどうぞよろしくお願いします。

28日事務局最終ミーティングで2週間遅れのお誕生日をお祝いしていただきました★
特定非営利活動法人Collable
代表理事 山田小百合

2012/10/03

子ども向けのワークショップをより魅力的にする特別支援教育の視点

修士論文提出まで残り3ヶ月…となりました(あまり向き合いたくないですが(笑))。

念願かなってのワークショップを3日間、小学校低学年向けに開催します。

詳細・申し込みはこちら:http://sayucham.blogspot.jp/2012/09/camp.html


これまで3月・5月と実践をしてきて、模索し続けた結果、
今回のワークショップを開催するにあたり、CAMPさまのご協力をいただき、CAMPで大人気のワークショップ「CAMPくうそう・しょくぶつ・図鑑ワークショップ」を開催することになりました。

CAMP:http://www.camp-k.com/


実は今年の3月、直島での研究室合宿の帰りに、ひとり大川センターへ立ち寄り、「鳥見小学校ステップ教室クリケットワークショップ」を見学させていただいたのでした。
http://www.camp-k.com/wsreport/784/

ステップ教室はいわゆる「通級教室」のことです。

見学させていただいたときに、子どもたちを見ていて「ワークショップだと、学校で発散できないことが発散できていて、学校では見られない楽しそうな姿を見せてくれる」と感じました。
先生が「これは多分当日難しい」と思っていたことが、ワークショップ中だとできたり、ケンカを絶対しそうなグループ活動でケンカをせずグループ活動ができたり、いつもより集中力が続いたり…

ワークショップの威力はここで発揮されるな、と改めて感じた実践でした。
いや、むしろこの領域とワークショップは相性が良いと再確認させていただいたと言ったほうが良いかもしれません。



障害のある子どもが参加できるワークショップなどの活動は、実は、普段「子ども向けワークショップ」を運営するときの基本的なポイントに、少々の配慮を加えるだけでも、十分楽しく学びのある活動をデザインすることが可能です。

普段ワークショップをするとき、何時に何をするよという事前説明をしますよね。
また、その活動にハマってもらうために、ものの配置に気を使ったり、余計なものは置かなかったりしながら「このワークショップのための空間づくり」をするでしょう。

この2点は、当たり前のように行われていますが、実はとても重要だったりします。
このポイントについて少し書いてみようと思います。。

1点として、事前提示をし、時計を置いて、細やかな活動の流れを提示する。活動の見通しを立てるということです。
基本的にどんなワークショップでも「何時にこれをして、何時にこの活動をするよ」というスケジュールを提示していますが、これが発達障害のお子さんには、想像以上に安心感を与えます。
発達障害のお子さんが何かの活動に参加するときに、参加するのに時間がかかったり、パニックになってしまうことはよくあると思います。それは、この先何をするのかわからないから、不安になって、パニックになってしまうことが多いのです。
逆にいうと、見通しさえ立てれば、子どもたちへの参加のハードルは1つクリアになりますね。これは障害の有無にかかわらず、どんなお子さんにも嬉しいことです。

2点目の視覚に配慮した空間設計。ある活動をするために、何を使って良いのか、今はどこに集中したら良いのか、ということを、視覚的に見せることがポイントです。
例えば、余計な机、その日使わない機材など、置いてあると子どもたちの注意が拡散します。あれもこれも目に入って、活動に集中できない。
最近だと、「黒板の周りに掲示物を貼らない」教室も増えて来ましたね。
つまり、集中して欲しいところに集中してもらうために、余計な刺激物をなくした、ということです。
(ちょっとさみしいという人もいそうですね(笑))

あとは、特別なニーズのある子どもさんにプラスαの配慮をすれば、十分プログラムを運営できます。
逆に言うと、これさえ整えたら、どんな子どもにも、よりHAPPYな活動になりますよね。
長くなりそうなのでひとまずここでやめておこう。

ということで、CAMPワークショップとのコラボで実施するワークショップ、お誘い合わせのうえ、ぜひぜひご参加ください!
CAMPのワークショップがこんなに開催されることはないですよ◎

詳細・お申込みはこちら:http://sayucham.blogspot.jp/2012/09/camp.html