メニュー

ラベル Workshop の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Workshop の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012/05/16

【参加者募集】小学生対象:*かみしばいとこうさく*ワークショップ 参加者募集


_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_

*かみしばいとこうさく*ワークショップ
~雨の日をにこにこえがおでいっぱいにしよう~

2012年5月27日(日曜日)13時~15時
東京大学 福武ホール 福武ラーニングスタジオ1(地下2階)

_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_ -_

ここはえほんのせかい。

もうすぐ6月。あめがつづくきせつがやってきます。

おそとであそべなくてしょんぼり。

せんたくものがほせないおかあさんもしょんぼり。

でも、あめがだいすきなおともだちもいるよ!

…あれ、かみしばいのさいごのぺーじはまっしろです。

そうだ、あめのひがたのしくなるせかいをつくろう!


<保護者のみなさまへ>
今回のワークショップでは、紙芝居の読み聞かせと、物語の世界に沿って
参加のお子さん全員で1つのものを作る、読み聞かせと造形活動両方を兼ねた活動を行ないます。
初めて会うお友だちと関わりながら、子どもの自由な創造力・発想力を養います。
ぜひお気軽にお申し込みください。


◯日時
2012年5月27日(日曜日) 13:00~15:00(12:45分集合)

◯会場
東京大学(本郷キャンパス)福武ホール  福武ラーニングスタジオ1(地下2階)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

◯対象
小学生(障害のある子どもさんをはじめ、小学生であれば誰でも参加できます)

◯定員
10名まで ※定員になり次第締め切ります。

◯企画
山田小百合
東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室(学習環境デザイン論)在籍。
芸術表現における子ども同士の関わり合いの不思議をたよりに、
特別支援教育やインクルーシブ教育における学習環境デザインついて研究している。
今夏に実践・研究活動を繋ぐためのNPOを設立予定であり、現在申請準備中。
http://sayucham.blogspot.com/

◯参加費
無料

◯参加方法
以下のフォームに必要事項の入力をお願いいたします。
受付は終了しました。ありがとうございました。

◯参加にあたってのご注意
本ワークショップの様子は写真や映像で記録させて頂きます。記録した音声・映像データは個人情報がわからない形で処理し、研究にのみ利用させて頂きます。目的外使用は致しません。

◯協力
任意団体chum(代表:山田小百合)

◯ワークショップのチラシは こちら です。

2012/02/25

【参加者募集】小学生対象:いろがみでつながるワークショップ


*・*・:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*・*・:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*

*・*きもちをつたえる いろとかたち*いろがみでつながるワークショップ*・*

2012年3月3日(土曜日)13時〜15時
東京大学 工学部2号館 92B教室

*・*・:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*・*・:::・*・*:::・*・*:::・*・*:::・*・*



わたしたちが きもちを つたえたり
だれかの きもちを よみとるためのことば。
このことばをつたえるために「いろがみ」をつかうとしたら、
あなたは どんなふうに ひとと つながりますか。

いろがみを きったり はったり しながら、
お友だちのいろがみことばにじぶんのことばをくっつけていくと、
ふしぎな大きな絵ができあがるよ!

お友だちが 作った おりがみことばに、じぶんのいろがみことばで おへんじを しながら、
大きくてふしぎな絵を いっしょに 作ってみよう♫


<保護者のみなさまへ>
今回のワークショップでは、色紙を使った連想ゲームを行ないます。
初めて会うお友だちの作品に刺激されながら、そのイメージを思い浮かべ、さらに新しい作品を紡いでいきます。
イメージを見つけたり、形を作ったり、物語をつないだりしながら、子どもの自由な創造力・発想力を養います。
ぜひお気軽にお申し込みください。


◯企画・ファシリテーター
山田小百合
東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室(学習環境デザイン論)在籍。
芸術表現における子ども同士の関わり合いの不思議をたよりに、
特別支援教育やインクルーシブ教育における学習環境デザインついて研究している。
今夏に実践・研究活動を繋ぐためのNPOを設立予定であり、現在申請準備中。


◯日時
2012年3月3日(土) 13:00~15:00(12:45分集合)

◯会場
東京大学(本郷キャンパス)工学部2号館
※12:45までに建物の前までお越しください。

◯対象
小学生(障害のある子どもさんをはじめ、小学生であれば誰でも参加できます)

◯定員
10名まで ※定員になり次第締め切ります。

◯参加費
無料

◯参加方法
以下のフォームに必要事項の入力をお願いいたします。

◯参加にあたってのご注意
本ワークショップの様子は写真や映像で記録させて頂きます。記録した音声・映像データは個人情報がわからない形で処理し、研究にのみ利用させて頂きます。目的外使用は致しません。

◯協力
今回のワークショップは、アーティストの安斎利洋さんと中村理恵子さんのワークショップを参考に企画をさせていただいております。ありがとうございます!
マチスましーん:http://cambrian.jp/matissemachine/

2012/02/13

【実践報告】「インクルーシブデザインワークショップ:”ために”から”ともに”へ向かうデザイン」が終了しました!


2月6日に「インクルーシブデザインワークショップ:”ために”から”ともに”へ向かうデザイン」というイベントを開催しました。



インクルーシブデザインとは、高齢者や障害のある人など、特別なニーズを抱えるユーザがデザインプロセスに参加することでイノベーションを目指すデザイン手法です。

今回のこの実践は、研究室の先輩である安斎勇樹さんと、京都大学の塩瀬隆之先生、水町衣里さんとの共同研究として行いました。安斎さんのブログで当日のことがわかりやすくレポートされておりますので、当日のことはぜひこちらを読んでいただけたらと思います。
そして、今年の教育工学会(@長崎大学)で、今回のインクルーシブデザインワークショップで何が起こっていたかを発表できたらと思っております。どうぞお楽しみに!



私は何をレポートしようかなと思ったのですが、率直におもしろいなと思ったことをつらつらとお伝えしようと思っています。

インクルーシブデザインワークショップは、塩瀬先生(京都大学)を始め、九州大学の平井康之先生も実践されております。そもそもインクルーシブデザインワークショップも数多く実践されてはいませんが、お二人も西の方なので、意外と東のほうで実践されたことはあまりなかったようで、参加募集をかけたところ、一晩で定員を越えるお申込みをいただきました。さらに今回はリードユーザーさん(今回は見えない方5名)も含め、関東以外の方もいらっしゃったくらいです。これは本当に驚き。そして会場はおかげさまでぎゅうぎゅうでした。(すいません)


さらに驚いたことに、リードユーザーさん5名のうち、3名が盲導犬と一緒にいらっしゃいました。こちらは1名の方のみ盲導犬と一緒に来ることを事前にお知らせいただいていたので、まさか3匹になるとは…!塩瀬先生曰く、「盲導犬は一都道府県に20匹弱だから、3匹も同じ場所に集まるのは盲導犬協会以外では、どえらい珍しい現象」とのこと。そして福武ホールに犬が来るなんてことも初めてなのでは…。定員もかなりギリギリのなかのワークショップで、わんこちゃんたちにも窮屈な思いをさせてしまい申し訳ないなあと思っていたのですが、やっぱり盲導犬は優秀で、ずっとおとなしくしていました。可愛かったなあ。


ワークショップが始まってからのグループワークは、どのグループも活発で、見ているこちらが楽しみました。

今回のテーマは「絆創膏のデザイン」です。絆創膏1つを考えるだけでも実はとても深いのだなと思いました。

まずは行動観察。見える人も自分の絆創膏を使う行為をこれほどに観察して考えたことは無いでしょう。例えば怪我をした時に使いやすいかどうか、こういうものがあったらいいなということを考え、共有します。また、例えば、見えない人にとって、絆創膏の箱が「お菓子の箱なのか、触っているだけでは何の箱なのかわからない」という意見も出たりして、絆創膏一つとっても、いろいろな課題が見つかることがわかります。そしてグループメンバーの意見をまとめ、アイデアを共有します。


次にアイデアを実際に形にします。画用紙や絆創膏の箱、お菓子の箱などを使って、簡単な「試作品もどき」を作ります。プロトタイピングです。

そして最後にプレゼンテーション。演劇形式でプレゼンテーションを実施してくれるグループもあり、思った以上に盛り上がりました。


終了後は懇親会として、お話ししたい人は会場に残ってお話ししてもらうようにしましたが、みなさんなかなか帰らずワークショップ後も盛り上がっていたようでした。



インクルーシブデザインや、こうして目の見えない方を招いてワークショップをすると、なんとなく福祉色の強いように思われますが、デザインプロセスの大部分にユーザを巻き込む特徴的な手法は、クリエイティブなアイデアをデザイナにもたらすだけではなく、デザイナとユーザのあいだに共通言語を生み出す過程でもある(塩瀬ほか 2010)。と言われているように、この「インクルーシブデザイン」はもともと「ユーザー参加型デザイン」の考えに基づいていると考えられます。

これまでは「一般化されたユーザー像」を一方的にイメージし、そこに理想的・合理的な行為が仮定されてプロダクトが生み出されることが多くありました。すると、実在のユーザーが選択する行為との間に開きが生まれます。理想的なユーザー像を生み出す側が、一方的に頭の中で考え生み出されたプロダクトも、想像していたように使われないという残念なことも起こりうるでしょう。プロダクトを生み出す側にとっても、利用する側にとってもこれは悲しいことで、まさにディスコミュニケーションが生まれていると言っていいのではないかと思います。


こういったことが福祉の場面ではよく指摘されます。例えば点字ブロックもとりあえず設置すればいいという問題ではなく、ユーザーを一方的にイメージした設置によって、逆に事故を起こす原因にもなったりします。これでは本末転倒です。

そもそも「ユニバーサルデザイン(UD)」と「インクルーシブデザイン」の違いは何なのかということをよく尋ねられるのですが、その違いを体感できるのが、このインクルーシブデザインワークショップです。ユニバーサルデザインは、まさにある理想のユーザー層に向けてのデザインと言えます。実際に使う人との対話がないまま、一方的にデザインされたものが多かったのかもしれません。インクルーシブデザインが「ポストユニバーサルデザイン」と言われるように、デザインそのものの考え方も変化してきていると言えるのではないでしょうか。

ニーズを表現する『言葉』は、ユーザーがあらかじめもっているものでもなければ、デザイナやエンジニアの専門用語から誘導された言葉でもない(塩瀬ほか 2010)という指摘の通り、ユーザーのニーズはそれぞれ異なります。その言葉をまず共有することが、「ユーザー参加型デザイン」であり「インクルーシブデザイン」なのでしょう。

今回実施してみて、グループでのディスカッションも揺さぶられているようで非常に面白く、絆創膏のアイデアも様々でした。クリエイティブなアイデアを生み出す手法であることはもちろん、デザイナーとユーザーの間の共通言語を生み出す可能性を示してくれたように感じました。

そういう意味でも、今回のワークショップは安斎さんが研究テーマとしている創造性や創発的コラボレーションと、私の研究テーマであるインクルーシブ教育(実践)を足して2で割ったようなワークショップでした。



参加していただいたみなさんには、塩瀬先生の「おもろいファシリテーション」も体感できたことと思います!笑いが絶えずとても良い雰囲気で行なうことができたことが何より嬉しかったです。ご参加いただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました!

*参考文献
塩瀬隆之, 鍵山康尋, 小林大祐, 水町衣里, 川上浩司(2010)インクルーシブデザインによる観光コンテンツの開発. 人工知能学会全国大会論文集(24).

2012/01/20

インクルーシブデザインワークショップ:”ために”から”ともに”へ向かうデザイン 参加者募集

※募集は締め切りました。ありがとうございました!

===================================================
インクルーシブデザインワークショップ:"ために"から"ともに"へ向かうデザイン

2012年2月6日(月曜日)11時30分〜17時
東京大学 情報学環・福武ホール B2F 福武ラーニングスタジオ1
===================================================

近年、様々なイノベーションの手法や新しいデザインの手法が模索されている中で、
「インクルーシブデザイン」という考え方が注目を集めています。

インクルーシブデザインとは、高齢者や障害のある人など、特別なニーズを抱える
ユーザがデザインプロセスに参加することでイノベーション(社会の革新)を目指す
デザイン手法です。

専門家だけではなく、多様な個性や能力を持つユーザーが製品やサービスの開発プロ
セスに参加することで、デザインはより幅広く、魅力的で、私たちの暮らしに変化を
もたらすことが期待されます。

どんな人にとってもやさしく、使いやすい製品やサービスが存在するに越したことは
ありませんが、<助ける人―助けられる人>という一方的な支援関係のままでは、デザ
イナーの先入観を越えるようなデザインの革新は生まれません。
"ために"から"ともに"へ、ユーザーの位置づけが変わらなければ、ユーザーから導か
れる言葉もまたデザイナーの価値観を揺さぶるほどの力をもつことはないのです。

今回のワークショップでは、コミュニケーションデザインの専門家である京都大学
の塩瀬隆之先生をゲストにお招きし、インクルーシブデザインプロセスを体験しな
がらその考え方を学びます。

イノベーションやデザインの手法に関心がある方、お気軽にお申し込み下さい!


○ゲスト
塩瀬隆之さん(京都大学総合博物館 准教授)
黙して語らず、されど師匠から弟子に伝わる技の伝承から始まり、視覚に障害のある
人との言葉でみる美術鑑賞まで、一見して難しそうなコミュニケーションの研究を通
じて、「伝わるとはなにか」の本質に関心をもつ。現在、高齢者や障害のある人をも
のづくりプロセスに巻き込むインクルーシブデザインのワークショップを50回以上重
ね、「ために」から「ともに」へと社会が変わるコミュニケーションの場づくりを実
践する。立場や能力、文化の異なる人々が、お互いを高めあい、豊かに成長できる社
会づくりの作法を学ぶ上で、インクルーシブデザインの手法が示唆に富むとして、そ
の紹介を続けている。


○企画・運営
安斎勇樹(東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室 博士課程)
1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業。
実践活動と連携しながら創造性とワークショップデザインについて研究している。

山田小百合(東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室 修士課程)
1988年生まれ。 大分県出身。日本女子大学家政学部家政経済学科卒業。研究テーマ
はインクルーシブ教育における学習環境デザイン。障害のある子どもの交流及び共同
学習を促す芸術活動のワークショップについて研究している。今夏に実践・研究活動
を繋ぐためのNPOを設立予定であり、現在登記準備中。


○日時
2012年2月6日(月曜日)11時30分〜17時(11時15分開場)
※当日はランチやドリンクをこちらでご用意致します。

○場所
東京大学 情報学環・福武ホール B2F ラーニングスタジオ1
※会場まで直接お越し下さい。

○定員
16名 ※定員になり次第締め切ります。

○参加費
1000円(ランチ・ドリンク代として)

○参加方法
※募集は締め切りました。

対象テーマに関心のある方であれば、どなたでもご参加ください。

○参加にあたってのご注意
本ワークショップの様子は写真や映像で記録させて頂きます。
写真記録はブログなどで実践報告として掲載する場合があります。

○主催・共催
主催:東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室
共催:INCLUSIVE DESIGN NOW 実行委員会・京都大学総合博物館

2011/11/18

アート活動の可能性:Art×Activity×Workshop



久々にブログを更新したくなったのでします!ご無沙汰しております!笑

先日研究室のブログで自分の研究活動や生活についてちょっと触れました。
山内研究室Blog「一緒に暮らす。」
 http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2011/11/post_340.html

せっかくなので、現状の研究にいたるまでのことを、新しい視点で捉えてみようかなと思います。

単刀直入に言って、アートなもの大好きです!という話をします。笑
研究の話じゃない…と思われるかもしれませんが、実は研究とちょっと関連するのでよかったら読んでくださいな。


私は大きな枠組でいうと「Inclusive Education」について研究していて
もっと小さな捉え方をすると「障害のある子どもとない子どもが一緒に学び合うための学習環境デザイン」について研究しています。
そしてこの2年間は空間・活動・共同体の中の「活動」に注目して研究を進める予定です。

誤解を生じる表現になってしまうかもしれませんが、日本ではInclusive Educationに近い実践を「交流及び共同学習」と捉えられることが多いです。

私は学校内で行われている従来の「交流及び共同学習」は正直つまらないものが多いと思っています。

学校内で準備された中で、他校(いわゆる特別支援学校)の子や、特別学級に所属する子がときどきクラスにやってきて、うわっつらに関わりあうという場面を何度も見てきた。
でも、それはある場所で行われると、驚くほどにその風景はとても魅力的なものに変化しました。


私が小学校(低学年くらい)のころ、私の母親と、兄弟が通っていた養護学校に子どもを通わせていた親御さんたちが、養護学校や、市内小学校の特別学級に通う子どもたちの、夏休みの学びと活動の場として「ひよこサマースクール」という活動を始めました。
一時期は市の予算で活動が支援されるところまで至ったくらい、今振り返って思うに、とても大きなアクションを母親たちは起こしていたんだなと思うのです。(ちなみに現在は障害者自立支援法施行により、予算が降りなくなったそうです)
今となっては名称も変わり、運営主体も変わりましたが、今でも活動そのものは続いています。
私が10歳にもなってない頃から始まってますから、15年くらいでしょうか。こうして考えると長いですよね。

その「ひよこサマースクール」ではどのような活動が行われていたかというと…

■運営のひみつ

1.子どものファイル
ひよこサマースクールに参加する児童生徒(小中学生)の親御さんは、事前に自分の子どもの特徴を書いた紙を提出します。嗜好性や障害の状況、得意なこと、苦手なことなど、たくさんのことが書いてあります。
一人でトイレに行けない、子どものこだわり、癇癪を起こしてしまった時の対処法などなど…

夏休みの平日のほとんど、このサマースクールは開催されているため、毎日同じボランティアがついてくれるとは限りません。
なので、親御さんが書いてくれたファイルの情報を事前にチェックして、今日会う子どもとのふれ合い方を準備してもらうのです。
活動が終わったら、ボランティアが個人の報告書を書き、全体でボランティアの反省会を行い終了です。
ボランティアが書いた報告書は、先ほどの子どもの個人ファイルにどんどんファイリングされるので、次の担当につくボランティアが、前回自分の担当の子どもがどんな活動をしたか、調子はどうだったかなどをを確認できるようになっています。
親御さんとボランティアが作るポートフォリオのようなものでしょうか。

2.ボランティア
ボランティアは養護学校の先生や、市内の学校の先生、それと高校生が主です。
あとは大学生・専門学校生がたまに(佐伯市に大学がないのでこれは滅多にいない)
高校生もとなり町の福祉科のある高校の生徒を始め、多岐にわたります。

■アクティビティ

*全体の流れ
夏休みの期間中、ボランティアに支えられながら、様々な障害のある子どもたちが活動を行います。
午前中はまずみんなで点呼。そのあと歌遊びなどが入り、プールで自由遊び。
お昼ごはんを食べて、午後は日によって何かのアクティビティを行う。そして夕方までには全ての活動が終わり、親御さんが迎えに来ます。
親御さんには今日1日の様子をボランティアはお伝えします。
また、週末土曜日は、ときどきお出かけをすることもあります。

*アクティビティの工夫
平日のアクティビティは、毎日違うものでした。
小麦粉粘土で遊んだり、大きな紙1枚にみんなでお絵かきをしたり、ムーブメント活動を行ったり、即興演奏をやったりなどなど、みんながのびのびと活動できるようなものを行います。
これ、全員楽しそうなんですよね。
私も小学校の時は「兄弟児」として一緒に活動に混ぜてもらったことはありますが、どうしてだか、楽しいんですよ。障害とかどうでもよくなる不思議な感覚が気づいたら芽生えているんですね。
これは兄弟だったから慣れからくるものなのかもしれませんが、それでも養護学校の授業参観にあそびにいく感覚や、家での感覚とは明らかに違うものでした。

さらに言うと、活動内容や、その活動の周縁でサポートしてくれる大人や「ナナメの関係」のような人たちの雰囲気で、その関わる時間は何倍にも楽しくなり、気づけばすとんと人生に色濃く何かを残してくれる経験として、その記憶が関わり続けるんですよね。
いろいろなNPOが芸術活動を通して、障害のある子もない子も関係なくワークショップを行う現場が少しずつ増えてきましたが、そこにも強く関連するのではと思います。

そして、改めてひよこでの活動が生きるなと感じているのは、まさに今、私は研究としてそういうアクティビティを追求しているからです。
そこで何が起こっているのか、とても興味深い。

しかもアート系活動って、活動そのものを行なっている間も、出来上がった作品も、誰かと繋がるメディアになるなと実感するのです。


■アートへの興味
アートアートと素人のくせに言い続けていますが(笑)

実は大学生生活後半に入るまで、アートというものにむしろ距離を置いていました。
高校生の時、書道部だったので「漢字かな混じり文」という作品をよく書いていたのですが(相田みつをみたいなイメージかな)
その延長で、書道だけ、ちょっとアートな雰囲気を意識して、人に言葉を書いてプレゼントしたりしていたんです。でもそれだけ。

なぜアートとの距離感があったのか。それは「アート」に対するつきあいかたがわからなかったから。
敷居が高かったんですよね。同じ事を思っている(思っていた)人は多くいるはずだと思うのです。

その捉え方を変えてくれたキッカケは、ニューヨーク一人旅でした。

 

 

多分MoonPalaceに泊まって、だいちゃんをはじめ、いろんなアーティスティックな人たちに出会って、書道の道具を持って行ってた私とコラボしてアーティスティックな遊びをしたり、街中でアートなものに触れていくなかで、私とアートの間の距離感が縮まってきました。

最低限のお金しか持っていかなかったことと(クレジットカードを当時持つことを断固として親が認めてくれなかったため。かなりの貧乏旅行)、9.11の映画製作のためにグラウンドゼロを訪問する予定などもあったため、美術館のことなんて全然考えてなかったんですが
ニューヨークでの後半の生活で、美術館等に行かなかったことをかなり後悔しました。(まあいつかまた行くんだけど)

アート市場そのものについても、これを機にいろいろと知識を得たり、海外の事情についても関係者から話を聞く機会が多くなりました。

そして、「アート」は人の距離を詰めるのか!という気付きを得たのもこの旅でした。


夏休みにたんぽぽの家を訪問させていただいたときもそうでした。
たんぽぽの家 http://popo.or.jp/index.html





















その「アーティスト」が描いた絵、作った作品について相手が語ってくれる。語りの中には作品にまつわるその人の姿がよく見えるんですね。そのコミュニケーションを取る中で、その人の為人はもちろんのこと、目の前の作品についても深く考えるんです。
まさに、平野さんがやっている「対話型鑑賞」に近いものを(勝手に)感じています。

平野智紀さんブログ:McMaster Blog http://blog.livedoor.jp/mcmaster/

*宣伝ですが、平野さんがファシリテーターを務めるイベントがまた行われますよ!
11/27(日) ミューぽんユーザー限定企画第三弾!!
対話型鑑賞 in 東京都現代美術館
http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2011/11/mupon-in-mot.html


たんぽぽの家が関わっているワークショップの話を聞いていても、彼らが作る作品も、作っているその様子も、不思議なものがあるんですよね。あれ、なんなんですかね。
上手い下手とかそういうことでなくて、少なくとも人の手から生まれるもの、生み出しているその状況、何かあるなと思ったんです。


■学びの原風景
ひよこの話に戻りますが、あの活動で私自身はどういう関わり方をしていたのかというと、
小学校の時は「兄弟児」として混ぜてもらい
中学校の時は「ボランティアやりたい!」とせがみつつも「高校生からだからだめ!」と怒られ(とはいえ平日は毎日ソフトボールしてたので参加できなかったのですが)
高校生になって、1,2年次は平日の活動にほぼ毎日参加しました。

あのときに、自分の兄弟以外の子について知ることができた、しかもそれはとても「ナチュラルでプレイフルに!」というなんともふわふわ感じでしか表現できないのですが(笑)。
アーティスティックな活動にフロー状態になりつつ、みんなで作ったからなお嬉しく楽しい。

作っている間に感じる、目に見えない連帯感みたいなものと、出来上がった時にも持続する連帯感、さらにはこの出来上がったものをキッカケにして生まれる言語的・非言語的コミュニケーション
学校での「交流及び共同学習」とは違う楽しさや面白さが絶対そこにあった。
ここに何か秘密がある気がするんですよね。

ずっとひよこサマースクールの近くにいて、小学校のころも、あの場に自分のクラスの子がいたら、もっと面白いのになとふと思ったりもしました。

その後、美術館にはよく足を運ぶ用になりました。美術館だけでなく、街の見方も確実に変わりました。

気づいたら、アートな活動と、学びの原風景が気づいたら距離を縮めてきて、私の研究になろうとしている気がしています。
経験は必ずどこかで縺れ合い、新しい糸を生み出すのだなと感じています。
そしてその糸がまた別の糸と紡いでゆくのでしょう。とても素敵なことだなと。

そして、私は様々なアート活動を通して、多くの人と関わり、コミュニケーションをしていたんだなと思うのです。

ちなみに私の所属する東京大学大学院学際情報学府の同期のお友だちたちもメディアアートの展示会を行います!
しかもテーマはまさに"Re:"―対話ということで、私も行こうと思ってます!楽しみ!


*東京大学制作展"iii Exhibition" http://www.iiiexhibition.com/
Twitterアカウント http://twitter.com/#!/iiiEx

開催日時2011年12月2日(金)〜
2011年12月7日(水)
11:00−19:00
入場料無料
会場東京大学本郷キャンパス
工学部2号館2階展示室・
2階フォラム(中庭)

そろそろ寒さが強くなって来ましたが、寒い季節の対話は温かくしてくれますよね。
楽しいおしゃべりと、アートはいかがですか。
個人的にはロイヤルミルクティーも欲しい。


アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには
Jono Bacon
オライリージャパン
売り上げランキング: 89033


造形ワークショップの広がり
高橋 陽一 (編) 三澤 一実 有福 一昭 岩崎 清 杉山 貴洋 川本 雅子 葉山 登 齋藤 啓子 赤塚 祐二 長沢 秀之 高橋 陽一 齋 正弘 髙橋 直裕 降旗 千賀子
武蔵野美術大学出版局
売り上げランキング: 325515

生きるための試行 エイブル・アートの実験
エイブル・アート・ジャパン
フィルムアート社
売り上げランキング: 364593